事業/設備紹介

鉄鋼は産業や生活を支える基本素材です。
「薄鋼板(うすこうはん)」とよばれる素材は自動車・家電製品・鋼製家具・建材など、
私達の身の回りで非常に多く使用されています。
コイルセンターは鉄鋼メーカーと需要家の中間にあって両社をつなぐ要として
『使えるものを、使うときに、使う量だけ』を顧客にお届けする役割を担っています。
その中でもJCCは、神奈川県(本社)、静岡県及び群馬県に拠点を持ち、お客様からのニーズにお応えするべく、
多種多様な設備を保有しており、3工場を150kmごとに配置し、
関東圏から静岡エリアをカバーした納入体制を敷くことで広域なデリバリー対応いたします。

  • スリッター

    原コイルを伸ばして、縦に切断加工し、
    狭幅のフープ状態に再度巻き取る

  • レベラー

    上下千鳥に配置されたロール全体で原コイルを平坦に伸ばし、
    必要なサイズの鋼板へと切断加工するライン

  • シャーリング

    鋼板を切断寸法に位置決めした
    バックゲージに当て切り板に切断する

  • フォーミング

    複数のロールで鋼帯を少しずつ成形し、
    アングル鋼やC形鋼といった最終形状に仕上げていく

レベラー加工

レベラー鋼板加工設備は、神奈川事業所2基、静岡事業所1基、群馬事業所1基保有しています。
中でも神奈川事業所の大型レベラーは、黒皮・酸洗・表面処理材・ステンレスと多様な品種を加工しており、
板厚は、1.6mm~12.7mmまで対応可能で、2017年には形状厳格材に対応すべく、品質競争力向上を目的とした増強工事を行いました。
他にも板厚0.3mmまで対応できる静岡事業所の薄物レベラーやミニレベラーの中でも特有の4000mmまで加工できる
群馬事業所のミニレベラーは他社へ引けを取らないレベラー加工設備となっております。

レベラー加工の様子1
レベラー加工の様子2
レベラー加工の様子3

各事業所で行っているレベラー加工

※ 表は横にスライドすることが出来ます。

所有拠点 神奈川事業所 静岡事業所 群馬事業所
ライン名 ホットレベラー ミニレベラー レベラー ミニレベラー
処理材料 熱延・酸洗
表面処理
ステンレス
熱延・酸洗
冷延・表面処理
酸洗・冷延
表面処理
熱延・酸洗
冷延・表面処理
母材仕様 板厚(mm) 1.6-12.7 0.6-3.2 0.4-2.3 0.7-3.2
板幅(mm) 750-1,600 100-550 300-1,350 100-580
最大質量(t) 22.0 5.0 13.5 4.0
内径(mm) 508・610・762 508(610) 508・610 508
外径(mm) 1,000-2,000 1,500max. 1,900max. 1,400max.
長さ(mm)
製品仕様 板幅(mm) 750-1,600 100-550 300-1,350 100-580
切断長(mm) 800-8,000 100-2,438 300-4,000 300-4,000
内径(mm) 508
設備能力 1.6-3.2:80kg/㎟ max
3.2-9.0:60kg/㎟ max
9.0-12.7:50kg/㎟ max
3.2:45kg/㎟ max
特徴 フライングシャー
ヘビー・ライト
レベラーユニット方式
間紙巻取り装置
自動盤木装置
6Hiレベラー・
CPC
加工能力(t/月) 5,000 200 1,200 350